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No.2 西部ライオンズ 松坂さんに学ぶ -2000.2.21
今やプロ野球界で長島さんがジャケットを脱ぐか脱がないかで張り合えるのは、西部ライオンズの松坂さん以外には、考えられない。というと少し大げさでしょうか?昨年高卒ルーキーながらパリーグ最多勝。甲子園の決勝でノーヒットノーランを達成して以来、彼には驚かされてばかりですが、今回はそんな彼から「仕事論」展開していきます。

今朝、テレビでプロ野球のキャンプレポートを放送していました。そこで東尾監督が松坂さんに対していいことを言ってました。「彼には2・3のことを教えると10理解する。」これぞ、社会人の勉強の仕方です。なんでもそうですが、野球のできる、スポーツのできる、そして仕事のできる人は必ず「1」を「1」としては理解しません。「1」を必ず何倍かにして吸収しています。

私たちは学校教育で、「1」を「1」として覚えることを強制されてきました。「1」以外は間違いでした。でも、社会に出てからはそれは通用しません。習ったことしかできない、知らなければできないのではだめです。

よく、知らなかったから、聞いていなかったから、自分は悪くないからといって、逃げている人がいます。確かにできない理由は他者にもあるかもしれませんが、そんなことを言っていたのではあなたは一生成長しません。

常に自分に何か問題がなかったか。考える癖をつけてください。そうすれば、次に同じ場面を迎えたときに、同じ失敗は2度と繰り返しません。また、同じでなく似たような場面に出会ったときにも、その時考えたことが必ず役に立ってきます。

それが「1」を「1」としてだけ覚えてはいけないことの意味の1つです。「1」を「1」として覚えたのでは応用がききません。「1」から自分が考えたから「10」を吸収することができ、たくさんの「応用」がきくのです。

そうすることで、あなたは初めて経験するような難しい場面も、何の問題もなかったかのように進めることができるのです。

私は日頃仕事で忙しいので、なかなかいろいろな「人」や「もの」に接する時間がありません。でも、この考え方をするようになってからいろいろ吸収することができるようになりました。

先日、美術館に「絵」を見に行きましたが、その時は、画家を紹介する看板に書かれていた「コピー」が目にとまり、「絵」の向こう側に作者の描いた意図を見つけようとしたり、「絵」を見てCMコンテを思い浮かべたり。一見まるで関係ないようなことですが、目にとまったコピーには「自分で考えることがいかに大変なことなのか」が表現されていることに気づいたり、2枚の絵から「生」と「死」の意味を考えてみたり。

(そして、死が決して無(黒)だけではないんだよって教えてくれていることに気づいたり)

美術館に飾られるような作者が描かれた絵ですから、目に見える「一枚の絵」だけを見ていたのでは勿体無いと思いませんか?仮に今回私が考えたことが間違っていたとしても、こうやっていろいろ考えることができるようになると、自分が楽しいし面白いのです。

松坂さんは、あんな剛速球を投げるにも関わらず、体への負担はそんなにかかっていないそうです。長く選手を続けていたピッチャーを研究して、小さい頃から自分の投球フォームに取り込んでいったのです。

「1」を見て、速い球を投げることを追求しながら、長く選手を続けることを考える。私よりも彼のほうが何年も早く「セルフ・プロデュース」を始めています。私が常に意識している「1」を数倍にして覚えること、など彼にとっては今まで考えたこともない、当たり前のことなのかもしれません。
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